南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

これ欲しい!

tpakira.hatenablog.com
开封市内のスターバックスで、観光名所のイラスト入りマグカップが販売されているらしい。見ただけで喉から手が出るほど欲しいと思った。139元らしいけども、500元でも迷わず買うと思う。コーヒー飲まずにこれだけ買うのも気が引けると思ったら、偽物売りのカモになってもいい(それはないか)。ていうか、常日頃著作権侵害に遭ってるから仕返しにこっちで作ってもいい(それもない)。
さて、开封のご当地マグカップに描かれているのは、铁塔繁塔相国寺开封府、そしてご指摘がないけれども白い橋は龙亭公园の正面にかかる橋(杨家湖と潘家湖を隔てる走廊)だね。一見どこにでもありそうな古風な橋を描いており、見覚え的には翰园碑林だと思ったんだけど、古都开封が宮殿の龙亭を外すとは良い度胸してんな、と考えて確認したら龙亭桥が一番それっぽかった。シンボルの大殿を描くと开封府とフォルムが被ってしまう恐れがあり、また水路が縦横無尽に巡っていた「橋の町」を表すのに橋は欠かせないというデザイナーの意図か。
そして、相国寺と开封府の間に描かれた、やや高層の古風建築が謎らしい。私もどこか見覚えあるような気がしないでもなくて見当つくものをあたってみた。三つ穴がポイントかなと思って、延庆观の三圣殿とか閃いたんだけど一致しない。3時間ぐらい記憶を掻きまわしても分からず、さっさとカンニングした。
このご当地マグカップシリーズは星巴克城市杯といい、中国65の都市に作られているそうな。65都市なら河南省でもまだいくつかありそうだな。
m.bilibili.com
謎の建物は、やはり大梁门だそうだ。私も「えええっ」と半信半疑だけれども、三つ穴に楼閣を載せた形は城門と考えるのが自然なのかな。鼓楼は一つ穴だから合わないし。城門らしく描くなら、城壁の広がりを左右に表現すべきだと思うんだけども、一つぐらい首傾げたくなるようなネタがあるのもまだ中国らしい愛嬌なんだろ。

レイアウト順に並べてみた。(撮影時期および機器不同)

モチーフとなった名所たち(左から順に开封府,大梁门,相国寺,铁塔,繁塔)

そして、龙亭桥。

潘家湖畔より龙亭を遠望した画像を拡大

角度際どいけど、ちゃんと写っててよかったー。