中国の自動車メーカー、BYD(比亚迪 Biyadi)がEVとバス車両で日本に進出してきているらしい。すでに京都などでバス車両の採用は進んでいるが、このほどEVモデルの乗用車を販売することになったようだ。
2022年7月21日にコンパクトカーのDOLPHIN(海豚)、SUVのATTO 3(元 Plus)、セダンのSEALの電気自動車3車種を日本で展開することを発表した
正直、比亚迪がんばったな、と思う。一昔前、北京、上海、广州など外資提携した国有系、QQでブレイクした奇瑞などの一部民族系以外、中国メーカーは見る影もなかった。車好きの私にこそ、たとえパクリっぽくてもオッと思わせるモデルはいっぱい見たけど、安全性や量産性で日本輸出に耐えうるメーカーは皆無に等しかった。BYDも結構街頭で見かけたので、わりと印象に残ってる。たしか一時期BMWを模したエンブレムだったよな。BMWに似せたような小型車が目立った気がする。ただ、日本の新聞記事で読んだっけか、「陝西省の工場でコンベヤーではなくエンジンや部品を床に置いて組み立ててる」みたいなことが書かれてて、とても量産効率には程遠い次元だと思った。(BYDの前身は西安秦川汽车となっている。)
圧倒的に後進の中国メーカーが、日韓や欧米に太刀打ちできる分野はEVだと、国策も合わせて推進してきた成果が出ている。問題は安全性懸念の払拭だな。
最近のBYDモデルは、「王朝シリーズ」と称して中国の古代王朝を車種名に取り入れているらしい。これまでに、秦、唐、漢、宋、元が採用されている。そこはやっぱ中国なら、夏!でしょ。でも、倭とか作られたら内心複雑だな(ないか)。日本では光岡が漢字名つかってるし、中国他社にも漢字モデルは複数ある。もちろん今後はハングルやアラビア文字の車種名が増えてもいい筈。漢は簡体字(汉)が期待できるなと思って調べたら、すげー、象形文字調じゃん!
比亚迪牌BYD7200YT6HEV插电式混合动力轿车查询结果_王力汽车网
いいなぁ、模倣に依らない余裕出てきたね。ますます好感。
ところで、なぜ突然BYD情報なのかというと、
土管を積んだトラックの横に何度も写るクルマ、かっこええなぁ。これが、日本でも発売予定のEV、海豚DOLPHINだったのです。違うとこばかり着目してすみません。