南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

一年ぶりの蘭州拉麺

ふらりとリフレッシュに、東別院をお参りして、白鳥の湯で天然温泉にゆっくり浸かり腰痛を癒やしてきた。締めは大須

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もちろん、牛百味の蘭州拉麺

jaike.hatenablog.jp

このところ食べたくてうずうずしてたけど、ちょうど1年ぶりは偶然。19時過ぎ、入店。相変わらず空き気味だけど、前回よりも中国人客が優勢。今日は蘭州拉麺以外も試したく、拉麺を小碗にするつもりで来たが、メニューがリニューアルしたか拉麺の大小はない。麺の太さと薬味の量は選べる。本来兰州拉面は清真料理イスラム系)で酒類は提供持込禁止だけれど、当店は生ビールセットが出てた。拉麺とおかずで腹膨れると思い、今回はビールなし。

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これ、食いたかったんだー!! 本物の宫保鸡丁

カシューナッツじゃないぞぉ。ちゃんとメニューにも鶏肉とピーナッツ炒めって書いてある。胡瓜・人参・鶏肉・辣椒の色鮮やかなのじゃなくて、葱と鶏を醤で絡めた甘辛っぽい味。この形を見ると、上海の山东中路で食べたのを思い出すな。宫保鸡丁は、保に同音の漢字を充てた宫爆鸡丁という別名もある。違いを知らないんだけど、葱爆〜という料理を見覚えあるので葱系は爆かもしれん。

とにかく、一口食べて泣きそうに感動した。やっぱそこら辺の中華屋さんとは比にならない。我慢できずに、青島ビール(小瓶)を追加注文。

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やっぱ、こうでなくっちゃ。瓶飲みしたいけど、そこはお行儀考える。旨〜

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はい、蘭州拉麺。おかず頼んでるからって加減してくれてはいないだろうけど、まあ現地と比べたら中碗か小碗だからね。何より滅多に食べない感動があるから、するすると腹に収まっていく。拉麺スープ、香菜、宫爆鸡丁の香辛料の薫りと、店内を支配する中国語がもう、完全異世界なのに落ち着く。宫爆鸡丁の最後につまんだ花椒が見事に舌を痺れさせ、水飲んでも中々治らないもどかしさを、中国菜はこれじゃなきゃ、と逆に感動し懐かしく思う。花椒たっぷりの強敵麻婆豆腐が恋しい。

料理待ちにメニューを熟覧。定番の回鍋肉もさることながら、烧茄子(揚げナス炒め)が目についたので次回。烧茄子は、街の食堂のみならず学食に3元弁当にあちこち慣れ親しんだ一品。たしかに烧茄子も巷の中華屋さんでは見かけないね。

今回、日本で(納得の)宫保鸡丁を食べる!をクリアしたので、新たな目標。鱼香肉丝や鱼香茄子などの鱼香味に、日本で再会したい。これも香辛料が入手困難なのかな。特別注文して断られたり、メニューの端っこにも載ってない。ぼちぼち探していく。