南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

赤湯

jaike.hatenablog.jp
一応これで集大成として区切りをつけたけど、一つだけやり残したことがある。何種類かあるブロックの中で唯一、半透明で透光性があり自分が内側に沈み込んでしまうような挙動をする、勝手に「マグマ」と呼んでいるものがある。(『マグマ大聖堂』はこれを地下空洞と外界の間にステンドグラス風に十字架を象って填めた作品。)マグマはコンクリートブロックと同じく、フィールドによって有無や量が大きく変動するため、なかなかいいタイミングで確保できないのが難点。

マグマブロックと、すっぽり沈み込んだ状態

これを温泉の湯に見立てて湯池に張ったら完璧だろうなと。視覚的な半透明感と、ちょうど湯に浸かったような沈み込み具合が絶妙な効果を生む。別府温泉の「血の池地獄」に見られるような赤湯をイメージして表現したいと思った。身近なところにあるのだと、岐阜県恵那市花白温泉は赤かったと記憶しているが、ここ一帯のラドン泉はとくに関係ない。温泉成分に鉄分が多く含まれると酸化鉄で赤く染まるのらしい(含鉄泉)。
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洞窟風呂を造れそうな窪みと、適量のマグマブロックを入手できたときに赤湯表現だけをシミュレートしてみた。一応体裁は整えたけど、ほぼ野湯レベル。

洞窟赤湯全貌

暗がりで透光性が映えないのは失敗。イメージした造形はできてるんだけどね。

赤湯に浸かる

奥の浴場部分よりは半ブロック分ほど沈んでいるのがお分かりいただけるだろうか。感覚的には半身浴で、肩まで浸かるほどにはならない。湯池を2ブロック分の深さにすると、上に示した「沈み込んだ状態」になり溺れてしまう。

浴場風景(脱衣所等)

オレンジの鮮やかさに関する反省点を踏まえ、あらためて大浴場を建設したい。(まだやる気か)