南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

若き日の麻生太郎

口元歪んでるオッサンのイメージくらいしかなかったけど、二階よりはずっと好感持てる古株。最近YouTubeで様々な好エピソードを目にするようになって、印象も少なからず変わった。中でも繰り返し再生してしまう2件。

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さすがアラフォーの時だけに、機敏で軽快だね。マスコミとの応答で間合いをとるのが上手いんだよ、この人は。冗談を噛ませつつ、意志や大事なことはきちっと整えて言う。そりゃ人間、ときに失言や的外れもあろうけど、この若いころからスジみたいなのが出来てたんだね。
「石持て追われるがごとく」ほど嫌われてもいないけど、べつに政治家として偉くなったともいえない。もう、偉い政治家という概念自体が古い時代なのかもね。ただ、散々辞めてほしいとは騒がれてるけど、いざ去り際には相当惜しまれると思う。そこも結構上手い立場で渡り歩いてきた感がある。

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こういう壇上に立って、支えてくれた家族や秘書に感謝する言葉を堂々と述べる。吉田茂の孫といわれ、恵まれた境遇からの政治家と思われがちだが、一度の落選の機を支えてくれた方々への想いだけを表彰への謝辞に代えるとは、いかに謙虚な人間性かが分かる。今後さほど遠くないうちにどんな引き際を選ぶか知れないが、俺は精一杯惜しむで。