南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

郑州地铁6,7,8号线、郑许线開業

しばらくフォローしてなかった郑州地下鉄整備進展状況、ふとWikipedia見たら路線図の網目濃くなってんじゃん! 一昔前の上海くらいになってきた。初めて上海地下鉄乗ったころは9号線くらいまでしかなかったからな。それだけ河南など内陸の経済発展が、沿海部より約10年のペースで遅れているという証しでもある。
あらためて郑州地铁は、1・2・5および城郊线の各線は試乗(利用)済み、ほか3・4・10・12・14各線の開通は蛇池で言及済み。
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6号线郑许线も認知はしてた気がするけど、言及してない。6については経路にそれほど関心が至らなかったため、10や12のとき同時に注目しなかった。2022年部分開業(西郊区間のみ)、2024年末に市中部を含む現行全線開通を果たした。なお、3・4・6各線は郑州地铁を最後に乗った2019年時点の掲示路線図に、未成線ながら描き込まれている。

駅構内の郑州地铁路線図(2019年時点)、薄い灰色で未成線が描かれる

この段階の路線網像は5年越しで完成クリアしたわけね。郑州と南隣の都市、许昌を結ぶ郑许线(2023年末開業)は計画段階から存在を知ってたけど、城郊线の延伸だと思い込んでた。既存の新郑机场を通過駅として、さらに南下するものと考えていたら全く別の新線が城郊线と絡みながら伸びていて驚いた。この線形、独自に北東方面、中牟や开封をも目指す可能性があって注目に値する。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/c9/System_Plan_of_Zhengzhou_Metro_2024_%28with_realistic_scale%29.png
郑州地铁 - 维基百科,自由的百科全书郑州地铁第三期规划路线图)
いずれも2024年末開業の7号线と8号线は、まったくの初目初耳だった。いずれも概ね市中を貫通する路線なのに、意表をついて出現した。7号线は現状最も真北を目指す路線なので、市街地拡大の限界である黄河河畔までの発展を促進する動脈となることだろう。ラインカラーも香槟金(シャンパンゴールド)で、黄河をイメージした郑州地铁シンボルマークの金黄色と近似している。
今回一番注目したのは、8号线。郑州市区西隣の荥阳市と東隣の中牟县を結び、市街中心部をややバイパスして東西快速移動させるのが整備趣旨だという。そもそも郑州地铁は西方延伸はわりと著しく、10号线なんぞいつの間にかエグいほど延伸して飛び地の上街区へ到達している。あとは南北方向に髭を伸ばし始めているが、唯一東方だけが手薄に感じられる。中牟が相変わらず郑州市唯一の县なのも関係しているのかもしれんけど、大概县境付近で南北方向に中折れしたような線形を描きがち(例外は12号线ぐらい)。その中でひと際ぐんぐん東へ線路を伸ばしたのが8号线だ。ここ数年で整備されたと認識している、陇海铁路と郑开大道の間を走る産業道路?、郑汴物流通道に沿って現状のところ中牟县北郊まで延びている。

郑州地铁8号线(中牟区間

路線網拡大では冷遇されがちに見えるけど、新郑机场に近接して経済開発区が設けられたりしている中牟は決して遅れていない。郑开城际铁路からの車窓でも、沿線を中心に高層住宅群が次々と建設されているのを目の当たりにしている。地下鉄が沿線開発を促すというよりは、既に利用者の需要が見込まれて敷設された可能性もある。まぁ、上海LRTのように開発区の新交通システムが廃止に追い込まれることもあるけれど。
市中を通る路線で唯一、環状線の5号线とクロスしなかったり(郑州东站で接続はする)、一部3号线と並走したりする奇妙な路線。東端近くに绿博园という駅があるが、郑开城际铁路の同名駅とは接続してないらしい。今後の計画として、支線により大孟や官渡へも伸ばすという。官渡古戦場が地下鉄で行けるようになるのはちょっと嬉しい。そして、この文言から察せられる大きな期待、すなわち官渡などを支線で担うのなら、主線はさらに東へ延びればもう、开封だ! 郑州地铁の触手はついに、开封へ届かんとしている。延伸についてはまだ未定の計画段階というが、またも许昌に先を越された以上、緊密度で置いてかれるわけにはいかない。城铁とほぼ並行状態のところ、むやみやたらと交通機関を増やしてもいけないが、この延び方は大いに期待を持たせる。
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