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養老鉄道線の駒野~大垣間が長らく乗り残されていて、(桑名からではない)工夫した乗り方をできないものか思案していた。サイクリングの途中にサイクルトレインで利用する案は、一度失敗している。
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金曜夜に海津温泉へ1泊して、石津駅または駒野駅へ出るプランを立てたこともある。そのうち、海津市コミュニティバス海津津島線というのが現れた。名鉄津島駅と海津市役所を結び、乗り継ぎで駒野駅へ行くことができる。桑名を経ずに、名古屋からほぼ直線的に木曽三川を横断できる、面白いルートができた。
海津市コミュニティバス海津津島線 津島市公式ホームページ
実証実験運行期間を経て、正式に定着したので機をみて催行。尚、当初は津島→海津→駒野で設計し、津島散策と水晶の湯に立ち寄るプランだったが、いつしか海津市役所での接続が噛み合わないダイヤとなっており、再調整の結果、逆行に。
レイルラボでみる鉄道行程
ブランチを10時半に摂り、比良駅から城北線に乗る。休日のせいかmozo行く客で乗車率高いことに驚き、小田井駅のアクセントが上小田井などと同じ”おたい”であることに違和感。バス停の小田井市場木は”おたい”なのに。超高架のイメージある城北線だが、尾張星の宮ではさほど高所に感じない。枇杷島駅では運転士から降車証明書を受け取り、橋上改札口でICカードとの交換出入札を行う。改札機をUターンする動きが面白い。

東海道線岐阜駅到着時に見えた、金華山の紅葉が綺麗だ。大垣駅での養老鉄道との乗り換えは7分。養老鉄道の乗車券(定期券)を持たない者は、JRとの連絡改札口を通れない。双方のメイン改札口を渡るのが危ぶまれたが、案外3分ほど余裕あった。ちなみに券売機では電子マネーを使える。

期待したとおり、養老山地の山肌は紅葉のモザイクが見事で、広いガラス越しに存分に眺めながら揺られた。大外羽~美濃高田間の牧田川界隈は、関ヶ原チャリン行で走ったところ。養老電車は揺れが激しく、車窓を切り取るのは至難の業。

駒野駅前から山並みは見えず、車窓を撮っといて正解だった。少し遅れてきた海津市コミュニティバス石津線で揖斐川を渡り、ターミナルとなる海津市役所を認めつつ、一つ過ぎる。木曽三川輪中ミュージアム(わじゅーむ)、旧:海津市歴史民俗資料館。
waju-museum.com
小学校3、4年生のとき、(郷土学習として)輪中のくらしや木曽三川の治水について学ぶことがあり、社会見学でここへ来たことがある(筈)。もう30年も前のことだけど、1993年に開館したとあり、真新しかった外観をおぼろげに覚えている。もちろん展示はリニューアルしているので、改めて見学していく。新たな知識や補足が得られる。

あったわ、そういうキーワード。思い出す。水はけの悪い土地に田をつくるため、掘った土を盛って苗を植える。
入館料は500円(市外)。展示は4階に分かれている。
海津市南濃町で見つかった二つの貝塚は、縄文時代、現在の大垣市まで深く伊勢湾が入り込んでいたことを示す。庭田貝塚ではマガキ(内湾に生息する)の貝殻が占め、一方で羽沢貝塚からはヤマトシジミ(河口など汽水域で採れる)が多く出土したことから、海岸線が徐々に南下しかつて海だったところが河口になったことが窺える。
薩摩藩の手伝普請による宝暦治水や、オランダ技師ヨハネス・デ・レーケ指導の下に行われた近代三川分流工事は、かつての学習をそのまま思い出すことができる。宝暦治水では、実際見学に行った木曽三川公園の千本松原が印象的な油島締め切り工事(木曽川と揖斐川の分流)は覚えているが、長良川氾濫時の揖斐流入を抑える、大榑川洗堰の施工は初めて知った。また、明治期に25年かけて行われた木曽三川分流工事では、とくに木曽・長良両川の完全分離、河道の直線化、佐屋川などの派川や宝暦治水時の洗堰の廃止(完全締め切り)、揖斐川への土砂流入を防ぐ砂防ダム建設といった、かなり複合的な改修工事だったことを改めて知る。木曽川と長良川の分流には、従来の輪中の堤が背割堤に利用された。館職員に薦められて、中央吹き抜けの映像装置によるプロジェクションマッピング演出、木曽三川ストーリーズを観て、治水工事前後の流域の変化をダイナミックに捉えることができる。とかく展示全体に映像がふんだんに活用されていると感じる。
r-ijin.com
3階は和室の大広間が広がっていて、展示エリアには気づかずに中近世ガイダンスシアターだけ鑑賞して退出した。それでも、水運の要衝であった高須城を中心とする三川地帯では、天下の分け目関ケ原の合戦の前哨戦ともいうべき攻防が繰り広げられていたことを学ぶ。正味1時間余じっくり見学したので、高須城下の旧武家屋敷等へ赴く余裕は残らなかった。
お千代保稲荷方面からやってくる海津津島線のバスには、10人にも満たないまま津島駅へ向かう。東海大橋を渡ったらスグだ、所要30分も要らないんじゃ、と思ってたら意外と木曽川から距離あった。そもそも海津市中心部の高須と津島市街は南北にズレており、渡河したら結構南下しないといけない。この地理関係を認識してなかった。結局きっちり35分かけて津島駅西口に。あとは名鉄で帰着。

養老鉄道線完乗、累計乗車距離25,000km達成、そして日帰り鉄路遊び集記事100件到達! 車窓から、遠かれ近かれ紅葉も見られて満足。