南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

京阪奈 一から十めぐり 1

祝!日本初出国から20年。
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記念して、また週末日帰り台北でもやろうかと思ったが、今現在そんなに予算も体力も拠出できない。コロナ禍明け当時ほど海外渡航にも飢えてない。10年用パスポートが失効するまで残り4カ月ほど、有効日数との兼ね合い見ながら一度は行くだろうか。
最近仕事は振るわないし不良は連発するし、寒さは堪えるし、株も含み損が膨らむ一方。毎週のように酒飲んでもカラオケしても、満たされずにつまらなくなってきた。年始の小旅行はケチりすぎてコンパクトになりすぎた。たまには真面目な旅を棄てて、日帰り台湾でも、チャリで関ヶ原越えでも、何か自分のネタを馬鹿真面目になって実行しないと、憂さ晴らしにならないと思った。
以前、名鉄ベースでやった、駅名の一から九めぐり。
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三重県版も完成してるけど、津駅始発や、JRで収まらない他社利用分が複雑すぎる。
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近鉄ベースの関西版をもう一度検討し直してみた。こだわったのは、可能な限り近鉄駅を採ること。それと、旧都城における条坊制の名残り、○条をできるかぎり避けること。とくに京都市営地下鉄なんか借りたら、ほとんどの漢数字を拾えてしまうので、ズルすぎる。それでも愛知(名鉄)版における九のような苦しい工夫をせずとも、すべて頭文字で網羅できるのはさすがだと思う。移動効率よく、且つ広範囲に、京都・大阪・奈良を満遍なくめぐる設計にした。できたらすぐに執行したくなる。
始発からスタートして一日で収めるのが理想ではあるが、名古屋との往来や宿泊を考えると不便なので、土日含む3日間有効な週末フリーパスを利用して往来込みの丸二日で実施する。一から十めぐり自体はプラン上、24時間以内に収まっている。所要時間の厳守と短縮も究極のひとつなので、ラリー完遂まで、観光どころか食事すらまともに時間をとらない異様な旅。結果的に完乗する路線はあるけど、目的は乗りつぶしでさえない。およそ、こんな乗り方する利用者いないよな、と思いつつやるのが楽しみ。
レイルラボで見る全行程

(一)から(七)

朝8時に名古屋を発ち、伊勢中川1回の乗継を経て11時、大和八木よりプレイスタート!
田原本線は、馬見丘陵を歩くために降りた池部駅から西田原本までを乗り残していたので、今回完乗。一分駅もその日に往馬大社をお参りして以来だね。
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次の移動まで20分あり、コンビニで昼買えると目してきたのに、フリーパスが磁気エラー起こして改札を出られず。多少出入札を繰り返すと、磁気面が劣化してエラー起こすらしい。けど、まだ名古屋から入って計5回しか機械通してないぞ。特急券窓口で再発行してもらえるらしく、どうしても出ざるを得ない大阪難波まで改札出ずに凌ぐ。偶然ということもあろうしな。
平端駅では橿原線天理線のホームはやや離れている。だから橿原線直通の天理行き急行は、同じホームで乗り換えられる郡山をアナウンスしてたのか。以前、天理ラーメンを食べるために前栽駅を利用しており、今回で天理線全駅乗降となる。

階堂

二階堂駅は島式ホームだと予め調べといたので僅か2分で折り返すことができ、5分少々で平端に戻る。
京都線は初めてだ。この年末年始に、大仏と京都線沿線を訪れるプランを見送っており、いずれじっくり楽しむ。やや離れて並行する、JR奈良線みやこ路快速)では1、2度通ったことのあるエリア。JRでは学研都市線が並走したり、京阪電車が近接したりするほか、竹田からは京都市地下鉄烏丸線へも乗り入れる。緩急接続を利用して普通電車に乗ると、思ったより距離の長いことが分かる。

山木

この辺りは右手に田畑が広がっており、真冬だというのに山肌が黄緑色に輝いている。このまま京都へ北上し、烏丸線の四条駅へ至ってしまえば効率的で楽だが、安易に条坊制を選ばない約束。また近鉄線との乖離具合(他社線運賃を抑えたい)も鑑みて、一気に大阪へと転じる。大阪メトロ(旧:大阪市営地下鉄)は、
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でのわずかな区間しか記憶にない。谷町線四天王寺前夕陽ヶ丘*1との2択で選ばれた、四つ橋線四ツ橋駅。難波からの1駅分を最小時間で往復する。両改札口の最短を調べ、磁気不良フリーパスを再発行していただく時間も込ませながらクリア。

ツ橋

大阪上本町での大阪線急行乗り継ぎに2分は厳しすぎる、と同じホーム上で乗り移れる鶴橋へと切り替える。大阪難波駅ホームでしばしボウっとしてたら、奈良線急行の停車位置が離れているのに気づき慌てて駆け込んだ。大阪線急行は信貴線道明寺線との接続駅も飛ばしてしまうので、早すぎる。

位堂

さっきの田原本線池部駅から馬見丘陵を歩いたゴールが五位堂、ちゃんと見覚えある。降りてから進行方向を変えないのは一分と当駅のみ。軽食買おうと改札出るとき、またも機械にきっぷを跳ね返されて気づいた。近鉄の企画きっぷは逆向き(記載事項の語尾側から)挿入が無難だったわ。
次は、このネタで唯一となる、狭軌南大阪線系。平端と違って絶対直通運転しない橿原神宮前駅での、連絡通路4分乗換は速足でもきつかった。
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南大阪線吉野線直通急行の利便性を活用して2泊した旅館のある、下市口駅も懐かしかった。クズやアダといったネガティブな響きの駅名が目立つ吉野線、ここもその一つ*2

田(ムダ)

降りた電車を見送ってから反対ホームへ渡ろうと思ったら、なかなか発車しない。特急と合わせて2本の電車を行違わせる。ここまで概ね、1時間に1駅のペースで辿ってきたものの、吉野線のローカルさと、橿原線京都線を乗り通すくらいの距離感から本日最後のチェックポイントまで2時間超を要す。本ネタで唯一、こだわりに添えなかったのが七で、他社線の条坊制に拠らざるを得なかった。愛知の七宝駅や、三重の七和駅は貴重だなぁ、と。フリーパスの磁気不良は本旅とおしてトラウマになっており、京阪と接続する丹波橋でも正常に出入札できるか怯えていた。京阪電車は往復とも特急を利用。プレミアムカー以外は特急券なしで乗車できる。黒を基調としたエレガント・サルーンの座席は、自由席とは思えないほど高級感ある座り心地。すぐ次の停車駅ながら、つかの間のリラックス。

近鉄京都線を乗り通し、JRに乗って東福寺で繋ぐのも検討したけど、運賃は丹波橋からのが安かった。戻りの淀屋橋行きは満員電車。
カプセルホテルのチェックインリミットは、21時。20時半に近鉄奈良へ着いて20分程度でチェックインを済ませ奈良駅に戻れたとしてプレイ再開した場合、ゴールの十条駅へは23:50に着く。これでは宿へ戻る術を失うので、やっぱり七で一旦切り上げるほかない。一日のうちに収めるほうが完成度は高いけれども、そもそも11時のプレイ開始で午後じゅうに10カ所を完遂するのは無理があり、奈良盆地へのアクセスタイムは差し引くべき。

近鉄奈良駅界隈

大和西大寺駅の構造上、特定の方面同士では1分乗換が成立する。読みどおり、20時半に奈良着。天理駅のイメージで櫛型ホームを一望するつもりが、改札は上階で余裕なかった。

近鉄奈良駅

観光旅行でなくネタプレイということで、宿泊費は極力抑えたい。ビジネスホテルや旅館よりも、寝られるだけで良いカプセルを中心に探す。この点、国際観光都市はホステルやゲストハウスが豊富だ。二段ベッド1泊2500円(休日)を、使い慣れた楽天トラベルで予約を試みたところ会員限定で弾かれ、Booking.comで取ったら2134円になってラッキー。さらに、チェックイン時、

bnb+ Sarasa Nara - Hostel

当日空きがあるから、と、天井の高いシングルベッドへ通してくれた。共有スペースから欧米人の談笑が聞こえてきたとき、中国の青年旅舎を思い出して心身が疼いた。カプセルホテルの印象で外国人のいる可能性をすっかり忘れてた。
鬼ころし呑んでほろ酔いながら、ちょっと観光風に周辺を散策。

シカさんモール(東向商店街)と、行基

行基は、奈良の大仏東大寺)造立に奔走し大僧正の位を授けられた高僧。また商店街のはずれには、随所に彫刻の際立つ欧風建築がある。

国の登録有形文化財南都銀行本店(旧:六十八銀行奈良支店)

天理スタミナラーメンを尻目にすき家で食事し、ジャンカラの誘惑に負けて30分発散し*3、寝床へ。一日中、分刻みの乗り継ぎを繰り返して疲れたらしく、近隣のイビキは煩かったものの酒の力で速やかに眠りに落ちた。

京阪奈 一から十めぐり 2へつづく)

*1:大阪上本町谷町九丁目は接続芳しくないとみた

*2:意外にも抗わないで、"無駄"と同じアクセントw

*3:地元以外の店舗を利用するのは初。近鉄奈良東向店は、半屋外のような奇妙な造り