南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

にべ

生鮮館の鮮魚コーナーに、ハマチに似たような透明感ある白身の切り身が、にべと表示されて並んでいる。にべ、って、あの「にべもない」のにべか? 全く無関係の別字だろうと思ったら、まさに魚由来の慣用句だった。

「にべもない」は、愛想や思いやりが全くなく、素っ気ない態度や断り方を意味する表現です。会話や要望を冷たくあしらう様子に使われ、依頼や提案がすげなく却下される場面でよく用いられます。由来は魚の「ニベ」の粘り気(接着剤)がないことで、関係がくっつかない(愛想がない)様子を表しています。

また、

この魚の鰾(うきぶくろ)を煮詰めて作るにかわ、英: Animal glue)はきわめて粘着力が強い[1]。この膠自体も「鰾膠」(にべ)と称する。特に江戸時代には高級な膠の原料になった[2]。

ニベ - Wikipedia

ちなみに、化粧品ブランドのニベアはさすがに関係ないけど、学名Nibea mitsukuriiに片鱗を感じなくもない。膠→ゼラチン→コラーゲン→美容とも連想できるしね。