南蛇井総本気

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

开封宝珠寺

水滸伝を熟読して开封に来た私にとって、何故か大相国寺よりも宝珠寺のほうが脳裏に強く残っている。もしかすると开封市内で最も私をここへ引き寄せる力を持った、神秘的な景点かもしれない。それだけに長い間暴かないで過ごしてきた(笑)。
龙亭潘家湖南東隅、図書館を少し奥へ踏み入った所にある。住宅街に溶け込むようにヒッソリ建つお寺さんだ。龙亭まで散歩すると、結構何度か気づかぬうちに通り過ぎることがある。今回は三輪で赴いたが、直接門前まで乗り付けるのは憚りありと、书店街北口で停め、路地へ入る。この书店街北口から寺まで、今こそ道筋が変わっているが、嘗て参道だったのでは? そんな毎日が縁日のような食べ物屋がひしめく雑多な筋である。
まず、正面から写真を撮る。开封の全景点の中で、初参観で写真を撮るのはこれが初である。本当に民家に挟まれて建っているので、土色と赤色(海老茶色)のコントラストがよい。斜めからも撮るべき。実際院内の鐘楼を含めるように、最後に撮った。
寺院内は四合院の形で小ぢんまり。正面外から見える位置に布袋さんがいらっしゃる。奥には観音さん? 大相国寺でも撮るには狭いと思ったが、ここはもっと手狭である。けれども、それだけ細やかに整備されて、本当に信心深い地域住民だけが訪れるお寺さんになっている。時折龙亭のついでに訪れた観光客もまた、その静寂に包み込まれるように眺め、去っていく。

マイメモリーの謎は解けなかったが、それは書籍で探すことにして、華やかな名所とは違った开封の一片を知ることができたかな。
因みに、免費。

(map:开封宝珠寺)