南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

2004-01-01から1年間の記事一覧

吉備路の旅 2:倉敷・吉備史跡群・復路

28日の記録を4月頃に書いたらしい。だいぶJR西日本が絶賛してあるので、まだ福知山事故が起きてなかった時分と見える。さて、あれから3ヶ月近くも経過した今日、北海道旅行も間近になったので、吉備路の方を完結させておこうと思う。《主な移動行程》 岡山→…

吉備路の旅 1:往路・岡山

《前置き》 「みちのくの旅」編を書いてから、昨年末に行った岡山旅行について、まだ記していないことに気づき、改めて鉄道記録メモを基に書き起こしてみることにした。わずか2日間とはいえ、もぅ4ヶ月近くも前のことなので、鉄道のダイヤ記録と観光パンフ…

人の死を思う

はじめに、高松宮妃喜久子さまが18日にご逝去されたことに、筆者南蛇井として哀悼の意を表明する。人の死を軽んじる代表として、イラク戦争が挙げられる昨今であるが、日本の国民の象徴とされる天皇陛下および皇室の一命が失われることは、国民として大変傷…

平和ボケについて

先稿のフォーラムに続いて、昨日には同サークルのミーティングが行われた。映画鑑賞を契機として、戦争について話し合うというものだ。事前に資料が配布されていたが、いつのまにか「有事関連法」や「靖国参拝」の発言が目立ち始め、もっと心に響く意見が聞…

「ひめゆりの塔」鑑賞会

北朝鮮への制裁問題がマスコミをにぎわす中、とあるサークルの戦争と平和について考えるフォーラムに参加した。「ひめゆりの塔」という映画を鑑賞し、意見を述べ合う。この映画を筆者が観るのは二度目であるが、ホロコースト関連映画にあるような強制収容所…

憲法学読書レポート(『個人と国家−今なぜ立憲国家か』樋口陽一/著)、稿修正版

小泉首相が01年8月に靖国神社を参拝したことをめぐり、首相と国を相手に慰謝料を求めた訴訟の判決が千葉地裁で言い渡された。「参拝は職務行為だった」として公式参拝と認定したが、憲法には踏み込まず、慰謝料請求も退けた。 原告側の主張とされる信教の自…

株体験

英語リーディングで発言力が低下している。文献講読の演習かと思っていたが、ビジネス英語の会話表現が主体。経済分野が苦手な上に、それを英語で表現だなんて。「交渉」の練習。ボキャブラリーとともに、知識が足りなさ過ぎ。 第二の理由。暇である。むしろ…

「台湾論」綱領の補足と現在への言及

いつかの稿で、司馬遼太郎/著の『台湾紀行』を読み始めたと記したが、どうも重厚であるので2週間では読みきれず長期貸出期に回すこととした。現在は、『認識台湾−台湾中学校歴史教科書』に取り組んでいる。これは、1997年に初版採用され、それ以前の国民党偏…

台湾論の目的

このたびのゼミ登録で、台湾論(公式には「日台関係」と称す)を研究テーマに仮設定することを決めた。それは、先回紹介した教授との議論がきっかけなのだが、研究テーマと志望理由をまとめた書類を提出せねばならないので、改めて「台湾論」研究は何を目指…

私死すとも、公は死なず

もう1ヶ月近くも前だが、帰宅途中の駅で「愛知地域労働組合(略称:きずな)」のチラシを受け取った。《「きずな」は、誰でも、一人でも加入できる労働組合です。中小企業やパート・臨時、派遣などで働く人たちの労働組合です。》とある。これまで、企業と名…

現実化するチャット(ネット世界)

台湾は別として、近頃は裏社会にも潜入し、サンプルを取りつづけている。あの出会いから、5ヶ月。若き人の心、揺れる心を初めて見つめて、心理というものの深さを知った。いかに、人間一人一人が歪み、傷つき、しかもそれに気づかず、新たなる歪みや傷を生み…

教授と台湾論を戦う

現在筆者は来年受講するゼミを決めかねており、各教授の研究室を巡っているのだが、ようやく「台湾論」を専門にしようという決心がつき始めた。はじめは、教授への台湾論挑戦のつもりだったのだが、「これほど、台湾のことを真剣に考えている学生もいない」…

アラファト氏の危篤状態と彼の功績

《パリ郊外の軍病院に入院しているパレスチナ自治政府のアラファト議長(75)の容体について、自治政府筋は4日夜、「脳死といえる状態だ」と朝日新聞に 明らかにした。AFP通信も在仏医療関係者の話として「脳死状態」と伝えた。パレスチナ指導部は緊急…

嫌韓と右翼の違い

インターネットというのは、不特定多数の人間が(いや人が)交流する場である。それは性別・年齢・国籍・身体の如何を問わず平等であると同時に、自己責任が重要な条件を占める。たとえば、チャットはその代表とも言える。単なる寂しさの解消として訪れる者…

連載!!「初夏の薫り」(キリスト教に救われて)

自己不信を書いてから、ちょうど1週間になるのだろうか。キリスト教概論が巡ってきて気づく。99%を納得させても、最後の1%の悔いというか、人としての寂しさが、相手に声をかけてしまう。ごめんなさい。無視してください。 そんな気持ちに終止符を打つべ…

台湾には敏感です

本日、とある政治学系ゼミのオフィスアワー(説明会・相談会)に出かけたのだが、実は国際関係論系であった。むしろ都合がよいというか、当初考えていた教授の国際関係論ゼミは「開発協力」が主体だそうだ。これはアジアに特化した調査研究である。一方で、…

相対評価でよいのか?

台湾論研究が着々とすすんでいる。いつまでも夏のメモリアルにこだわっているわけではない。昨日、『台湾人と日本人』謝雅梅/著を読破し、次に『街道をゆく 40(台湾紀行)』司馬遼太郎/著に取りかかるところである。この書は、1ヶ月ほど前に『台湾人と日本…

連載!!「初夏の薫り」(自己不信)

後に別稿でも書くつもりだが、このところ心身ともに不安定である。その弊害がまた自己を崩落させる。この異常生活を終焉させなければ、24単位を取得することが困難になるであろう。もはや1ヶ月、自分の弱さを以って、自分の存在を自分で抹消し、同時に相手と…

「華氏9/11」評と考察

米国中枢同時多発テロ事件発生から3年を迎え、様々な形での追悼儀式が行われたようである。ここまでは10日ほど前に執筆。同テロ事件を改めて評するならば、11日を基準点にすべきだろうが、「華氏9/11」を評するならば、期日はいつでもよかろう。とするのは、…

陽の当たらない場所

また1週間ほど更新しなかったようである。新学期が始まって、科目登録など何かと忙しい。私的なことは別としても、第二次改造内閣が発足し、強大な台風が日米そろって再来し、本日は民主・共和直接対決が開かれるそうであるから、国内的にも対外的にも忙しい…

連載!!「初夏の薫り」(意志の結晶)

この稿では、強い人間とは何か、についてを中心に述べていく。本日おそらく正式な決別が成立したと信じる。経験上、厳しい問題も残るのだが、ともかく信じたい。先稿で、別れたければ意志を示し、自ら実行せよ、と断じたが、ここから続けていきたい。 自分で…

連載!!「初夏の薫り」(超新星爆発)

先回でポイントを数件挙げてみたのだが、ここ数日の不完全燃焼的事件を目の当たりにして、少々別方面に書く意欲を催したため、今回のみずれてみる。 当人(筆者ではない、以後は断らない)の決断が真っ当なものであるならば、これを読むことはあり得ないと思…

連載!!「初夏の薫り」(ポイント)

しばらく忘れたようなふりをして書かずにいたのは、決して体調の問題ではなく、最後の力を使い果たそうとしていたのである。さすがに発熱を起こしてまで何も書けぬだろうとおっしゃるのはごもっともであるが、それほど時間をかけて書き上げるのはご当人(筆…

伊勢市で衝動的デート版

鉄道の旅フォルダ公開シリーズNo.11 これは先回に続く恥ずかしいお話で、この度はデートのみに特化されている。恥ずかしいのに晒すのも何だが、鉄道記録は良好であるので正直に。 この日は、ちょうど夏休みの最終日であった。彼女から、もう別れようという電…

連載!!「初夏の薫り」(事件は)

この連載を書き進めるにあたって、約一名の反対を受けているのであるが、これは決して個人的関係を暴きだすような企画ではなく、出会いの背景やそこに潜む闇を筆者なりに考察してみるものである。プライバシーの侵害だとか、興味本位の企画だとか、また個人…

連載!!「初夏の薫り」(チャット)

先回は連載継続予想などから別の話に持ち込んだようだが、要するに筆者は不特定多数の人間が出会うチャットに嵌まり込むこととなる。しかもそこは、適齢でないというか、筆者より幼い人々が多かった。筆者はしだいに、はじめの意識にはなかったものを感じ取…

関・松阪散策&愛と涙の道版

鉄道の旅フォルダ公開シリーズNo.10(「関・松阪史跡巡りを名目上として、南勢町で貴女に会いたかった」版) これはちょっと恥ずかしい話なので、あんまり話さないほうがいいかもしれないのだけど、フォルダは公平に公開しようと思い、載せた。しかも、鉄道…

連載!!「初夏の薫り」(出会い)

何回連載するか分かりません。要するに『明日のジョー』のように17回で終わるのであれば、そのとき過去は封印されたことになるのであって、現実が続く限り『元気くん(中日新聞サンデー版)』のように限りなく語られるのであろう。北見けんいち氏の描く少…

連載!!「初夏の薫り」(序幕)

筆者が『凶刃的狂言』なる論稿的文書を作成し始めてまもなく1年が経とうとする。契機は確か、大阪池田小児童連続殺傷事件で逮捕された宅間守被告に判決が下されたときの1稿であったと思われる。このときはまだ、HP作成法を知らず、ウェブ上には公開され…

「日本政治論」講にて

今月の初めに、「日本政治論」なる集中講義を受講した。日本政治を適当におさらいして、教授の口から零れた本音を読もうというのが筆者の狙いであったが、どこまで的中し成功したかは、極めて判定が難しい。出席はしておいたが、受講態度は下から数えても異…