南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

安曇野の主のアルビノ

《凶刃的狂言の字数制限で炙れた文章》
 本日、初のゼミナール形式講義が行われ、なんとこの2年間休学していたという学生が、最初の報告者に任ぜられ、資料をうまくまとめきれていないまま発表に臨んだ。従って、割り当てられた文献からキーワードを拾って、要約気味に並べるのが精一杯。兎に角、目を通すだけでも苦痛なほど難しい文献を、いかに要約して反芻して自分のモノにした後、他の学生に伝えるか、という役割が彼には与えられている。発表・報告・プレゼンというものは、与えられた資料や文献に付加価値を加えることである。1+1=3を為さねばならない。一つには、酷似する事例や関連資料を提示すること。しかしこれは筆者はあまり好まない。何故なら、結局難しい事例を提示されて、本当に関連するかどうか、分からなくなる場合がある。筆者は、最も身近な例、生活や時事情報から構造的な共通点を引き出すのが有効であると考えている。正確性や実効性は問われない。如何に明確に伝えるか、のみに重点を置けばよい。