日本や欧米がやってきたんだから自分たちも許されるべき、という考え方を早急に卒業しろよ。でないと、いつまで経っても途上国から脱皮できないし、我々を越えられないし、一時的なマーケットブーム以外に期待できない。そして、我々も従来のリアリズムに沿って中国脅威論を提唱せざるをえない。我々まで旧態依然へ後退させられる。何より地球環境を悪化させてゆくだけだからな。
お決まりの持論は以上。会場設定は中国にしては意外と省エネに市中へ収めたね。バンドよりやや上流の河辺、名古屋でいえば白鳥センチュリーホールの辺りぐらい。アクセスも地下鉄駅を増やすだけ。上海南駅より郊外に大々的に建設してリニア2号線でも走らすのかと思ったが。2005年の愛知万博は長久手のメイン会場へリニモを造り、名駅裏と瀬戸の山中にサブ会場を設けるなど、環境をテーマにした割に無駄に分散開発。閉幕後は無用の長物。継承しているというか見直している。これが「都市は闇雲に膨張しない」という中央意思の表明となれば、中国の魅力もまた巻き返せるかも。
