南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

フセイン元大統領には敬意を(カダフィ大佐)

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 リビアの最高指導者カダフィ大佐は、23日付の新聞(中日)で、イラク元大統領拘束について、こうコメントしていました。「敬意を持って対応すべきだ。」リビアは以前から、イラクと同様大量破壊兵器開発・保持の疑いがかけられ、いわば「悪の枢軸国」予備軍でした。テロ支援国としても、危険視されてきた国です。最近は、少しずつ歩み寄りを見せ、≪取調べ≫にも快く対応しています。いくつかの疑惑に対しても、情報を公開しているようです。そのせいか、反米、反欧発言が減少しているようにも感じられます。しかし、今回の発言には安心しました。彼の発言は、簡潔に筆者の自論を表現しています。第一、まだ戦後の明確な政府ができていないイラクで、フセイン氏を≪元≫と表現すること自体がおかしいのです。フセイン政権末期、ならまだ理解できるのですが、完全に引き摺り下ろしてその屈辱(健康診断シーン)を人前にさらけ出すとは非道そのものじゃないですか。今まだ彼が一国の指導者であることを明言した国家首脳は、筆者の知る限り大佐のみであります。リビアはまだ、国際潮流に屈する国ではないようだ。結:リビア現政権に栄光あれ!【2003/12/25/PM】