南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

新年の挨拶と、長らく更新が停滞している事由についての説明

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 まず改まりまして、新年明けましておめでとう御座います。当ページで新年を迎えるのは今年が3度目で、最後となってしまいましたが、後5ヶ月宜しくお願いいたします。また今後とも、南蛇井総本家を通じて、筆者へご声援を賜りますよう伏して願う次第であります。
 挨拶はこの程度として、本題へと入る。当ページをゼミ・卒論関係のみでの更新としたが、昨年末から行き詰まりを感じている。幾分個人的な問題でもあるので、大学内で一部のPCにブックマークされている当ページで言及すべきか迷ったが、事情説明として公表させて頂く。端的に言えば、筆者は現在ゼミ担当教授との間に亀裂を生じさせ、冷戦状態に突入しているのである。当初予定していた台湾論に関して断念又は修正を迫られ、適切な資料が見つからぬまま、無防備で発表に出るわけにも行かず膠着状態に陥っている。従って当ページで進展報告ができないというのが事情である。元来当ページでもイメージ論展開が多く、担当教授に対して説得性のある研究の方向性が説明できなかったことが筆者側としての最大の失点である。「日本と台湾、特に北海道や琉球との比較」即ち、同じ植民地開拓を受けながら現在に至るまで日本国土化されたか否かが異なる地域という視点だが、追及が甘かった。
 1週間ほど資料を漁り、サンフランシスコ平和条約の際に用いた文献によって、同条約下での台湾と琉球の処理に関して、多少突ける点が見られた。さらに、新文献『「辺境東アジア」のアイデンティティ・ポリティクス―沖縄・台湾・香港』によって、領土的比較の可能性が引き出された。この文献はまだ序章しか読んではいないが、もし先のイメージ論を進展させて一定の形とするならば有効な文献となりうるであろう。さらに、昨日琉球史に関する興味深い文献を見つけた。近年は独立の声も聞かれる沖縄が、歴史的に何の障害も無く日本に合流することがあろうか。教授閣下は琉球処分を指摘したが、これに関する知識はまだ筆者は浅い。しかし、降伏するにも早すぎるとは言えるだろう。
 学生のイメージ論が白旗を揚げないのは学術専門職に対して失礼ではある。従って、回避案として、「二・二八事件」を単独で調べる案、南北朝鮮問題の新視点案があるものの、実は卒論テーマ以外にも出席を拒む不満が存在するのである。
結:成績と卒業が気にかかるが。【2006/01/11/PM】