南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

財布を縫う

小銭入れの部分の、脇が徐々に破れてきた。まずセロテープで留めてみたが、これは1日ともたなかった。次にホッチキスで留めてみた。これは意外にも革を撃ち抜き、有効策と思われた。が、数日で薄い部分が大穴を空けてしまった。ホッチキスは二度試したが、そのために破れがひどくなった。そこで究極の手段として、自分で縫ってみることにした。なんか裁縫道具など手にするのは数年ぶりである。白の糸しかなかったので、目立つが諦め。何気に返し縫とかやってみた。やはり革は相当硬かったが、ホッチキスが通るのだから何とかなると思った。できは悪くない。
義務教育というのは長年たっても体のどこかに染み付いているものだと感じた。あのころはちっともできなかったし、一生使うまいと思ったのに、今こうして試してみると意外にもできてしまっている。経験というのは分からんものである。