南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

曲阜からバスで2時間、15元(off)

前に、梁山への著名観光都市からの効率的なアクセスを考察して悩んだことを記したけれども、書店で『新個人旅行 中国』を開いて、これだと思った。商丘から京九鉄路では案外不便なことが分かって、やむなく済南、泰山、曲阜のいずれかならバスも多いだろうという形で保留になっていた。それでも商丘とトントンかそれ以上の距離がある。そんなところへこの情報、片道2時間なら充分日帰り可能だし、15元も足を伸ばすのに適当な額だ。うーん、満足。と締めてしまいたいところだが、ちょっと待てよ。
ここには隠されたもう一つの情報がある。一日8往復。おかしいだろ。まるっきりおかしい。普通、長距離バスで2時間ぐらい走行すると、片道25〜30元が目安。それが半額ぐらいの15元になるということは、地元バス会社の競争が激しい近距離区間か、約20分おきに発着するいわゆる「流水」路線であるはず。いずれにせよ便数が充実していなければならないのに、一日8往復はないだろ。1時間8往復の誤りだとすると、さすがに度が過ぎるが、まだ許せる。ということで信憑性はガックリ落ちたけれども、そういうバス路線が存在するということだけでも参考にはなった。
この本は、河南省で许昌が掲載された先駆的な旅行案内書籍で、『地球の暴き方』の上を行く部分が多い。梁山が紹介されているのも今日初めて知った。ぜひぜひ情報の信頼性を高めて欲しい。って俺が協力すればいいのか。