南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

けんちん汁選

今回は阿部さんを支持してみよう。分裂選挙などと騒がれるけども、もはや民主の影響力はないに等しい。まぁ辺りが騒がしいだけに、阿部氏が届出順2番に食い込んだことは大きい。
昨今は教育問題が急務であるから、総合的だとか叫んでいるよりも実践的な改革を行って欲しい。警察力を強化して非行は押さえ込んでも、肝心の教育端がしっかりしていないと日本は終わる。それは単に郷土愛とか愛国心とか上から押し付けるのでなく、児童生徒の目線にたった教育が今は求められているのだ。かといって30人学級が具体的で理想的かというと、別にそういうことに拘れと言ってるわけでもない。もっとハードじゃなくてソフトなこと、というのは民間がやればいいのか。
共産推薦というと、何かと退いてしまう日本国民である。されど、国政と地方政は違う。国政というのは、もっと国民をがぁっと大きく率いていく存在でいい。今のは抽象的な率い方で、「愛国心」だとか「三位一体」だとかフレーズ化に凝っているけども、説明責任を果たすなら、長期的な結果を求めるくらい壮大で良いのだ。今はたとえ理解されなくても、将来良かったと思える政治であれば、現時点では盲目的について来い、くらいの牽引力があっていい。ただし、これだけは言っておく。平成という時代は怖い。
平成大合併がようやく落ち着きをみせ、岐阜県高山市のような「過疎」を抱える都市ができてしまったが、次は道州制導入が迫っている。地方行政単位を大きくすることで、人口の減少する市町村の財政を楽にしようとの魂胆らしいが、広範な地域へサービスを拡充させるコストは逆に増大する。そんな中で、地方が国政と同じことをやっていたら、いかに過疎地域が放置されていくか、考えて欲しい。地方分権が叫ばれるけども、国から委託された業務をこなして追従していたら、一体分権とは何なのか。地方は国と違うことをしないといけないし、違ったポリシーをもたないといけない。たとえば教育にしたって、「愛国心」を噛み砕いて説明するのでなく、もっとボトムアップな政策を講じないといけない。
まず、国と違ったポリシーを求める。次に、人間に密着した政策を求める。その結果、今回は阿部氏を支持する。