南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

神崎代表、イラク視察

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 多少古くなったネタをじゃあっと流していく。ちょうど1週間ほど前、公明党の神崎武法代表がイラクを訪問し、自衛隊の派遣先候補となっていたサマ ワなどを視察した。筆者の記憶するテレビ映像によれば、彼は5,6人のボディガードに囲まれ、自身も体の前後に防弾装備をつけて、かなり堅固に固められて いた。それでも一瞬の隙を狙えば、銃撃ぐらいは可能である。まさにTHANKS GIVING DAYの時のブッシュのようなものだ。彼の思惑によるなら ば、日本国民に現地の安全性を伝える最も良い手段、だろう。総理が行ったのでは、本気で狙われるかもしれない。政権与党であり、その政策を支持しながら、 決定の主要部には居ない。中途半端な存在というのは、危険地帯で中立を保てる最も良い立場だ。しかし、その目的は果たせなかった。もちろん、当の本人はぶじ帰国した。もし帰国しなければ(帰らぬ人となれば)、先の2外交官より問題になっていただろうが、そこまでストーリーはうまくいかないものだ。だが、初めの情報(筆者の記憶)をみれば、その視察の無意味さは一目瞭然である。あるものにたとえて言うならば、朝鮮国の平壌観光旅行か。つまり彼は厳重な警備に 囲まれているため、比較的安全な、作り物の世界しか見ていないのだ。もし、あれは危ないのではないか、と問おうものなら、すぐに警備が取り成す。それで、 ≪神崎氏は陸上自衛隊の派遣予定地であるイラク南東部サマワの治安情勢について「比較的、安定している印象を受けた」などと(総理に)報告。≫という結果 になる。無論自分の見た世界に全責任を取るのは恐ろしいから、自衛隊派遣にはやや慎重な見解を述べるものの、今回の視察を全面的に信じているのではない か。見たものすべてが正しいとはいえない。特に政府の要人、派遣者などはそのことを少しは心に留めておくべきである。しかも、その狭められた見識だけで政 府政策が動くことがあってはならない。結:神崎代表、あなたも政策決定に大きく関わる重要参考人であることを自覚してるか!【2003/12/29/AM】