南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

パンなのか派なのか、派なのかパンなのか

中国では派はパイの意味でして、派のところまで訳すと「パンなのかパイなのか、パイなのかパンなのか」(ケーニヒスクローネのキャッチコピーとして記憶している)面包还是派?派还是面包?となる。たとえば巧克力派ならチョコパイということで、結構高いけどうまいですよ、ロッテのチョコパイは。
タイトルと前文ぐらいは当たり障りのないことを書いておかないと、消されちまったら困るからな。では本題。
昨日開封市公交33路を制した。現時点で、市には全部で33路線あって、日に日に郊外へと無計画に路線を増してはいるんだが、全線上完は無理として全線上过ぐらいは達成できるかなと、目下挑戦中である。で、とあるハコに乗車して、とある席に座ったら、脇の壁と前席の背板に張り紙があった。尤もかなりガリガリ削られていて読み取るのは困難であったが、

中共不等于中国
愛党不等于愛
党不等于亡国
注:削除部表示は、削られていて読みづらかったが断片から字形が推測されるもの。
背板
文章を完全に記憶していないが、「中共が人民の生活を豊かにするとは限らない」みたいなニュアンス。
やはりこういう連中は存在するのな。いわゆる過激派とでもいうのか。時折一歩裏道に入って二階などに上がると、その壁に似たような意味合いの語が書かれていることがある。一方で農村の土壁には見事な賛美句やスローガンが塗りたくられている。特に今回乗った33路というのは、河大老キャンパスから新キャンパスを通って(新校区を通るばかりか、中に3つも停留所がある)金明広場へ達する路線で、全33路でもっとも学生の乗車率が高い(寧ろ学生しか居ねぇ)線である。当然若き激派もいることだろうよ。大学生は必須科目で政治(勿論日本と中国における【政治】の意味は違う)の授業がある。(学生の話では、大多数が寝るんだそうだ。どこでも同じ。)一方でそれを聞きながら、一方では反感を持ち続けているに違いなかろう。ちっと会ってみたいもんだ。
来月20日にハンゲのUNOサービスが閉まるのだそうだ。これを契機に「とーく」を再開する予定であるから、この件は資料になることだろう。