南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

南阳に高铁開通

河南再訪シリーズ安阳編商丘編につづいて南阳編を組もうと、アクセスルートを模索していたところ、南阳东站という新駅を発見。これが郑州と重庆を結ぶ郑渝高速铁路という高速鉄道線の途中駅であった。郑州东からほぼストレートに南西方向へ、平顶山市を突っ切るルートらしい。昨年12月開業らしいから、私の追認も決して遅くはあるまい。今のところ一日3往復程度のG列車が運行している模様。現在隣接する湖北省がヤバい状況なので、この非常事態が終息すれば便数も拡充するものと考えられる*1。郑州〜南阳間は約1時間半で結ばれ、焦柳铁路などを介する在来線の約5時間に比すれば格段に短縮された。この結果、当初検討していた武汉・信阳ルートによる南阳アクセスを見直し、他の再訪シリーズ同様新郑机场を発着点とする可能性も出てきた。少なくとも、开封帰郷を割愛せずに組めるという点で非常に有難い。

それにしても、幹線鉄路から外れ高速鉄道の敷かれていない南阳(と平顶山)は、長らく河南の秘境的存在であり、こうして高铁網の潮流に呑まれてしまうとちょっと寂しい気もする。

それから、在来線(焦柳铁路と西南铁路)の南阳火车站人生初めて列車を降り立った中国の鉄道駅)も近年建て替えられたようである。前代駅舎の下に軒を連ねた飲食店の一つで烩面を啜り、兼営する安宿で女の子を勧められエロDVDを観させてもらった懐かしい場所は、再訪してももう見られないのかと思うと、またさらに寂しい。

肝心の具体的なプランニングは、南阳にも锦江之星があることと桐柏县の状況を確認しただけで全然進んでない。南阳市自体は結構心象良かったんで、納得いくプランで再訪を実現したい。

*1:じっさい大動脈の京广铁路をはしる列車も武汉や武昌はすべて通過し、運行本数も大幅に減便されているようだ