南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

郑州二七广场(と火车站)

昨年は河南雑記帳カテゴリを整備して、开封や河南の貴重な近況を頂いたり自分で情報収集したりしていろいろ考察した。カテゴライズにより一段と力が入ったともいえる。昨年得た分は年末集中してでも片づけておこうと思ったが間に合わなかった。しばらくは年をまたいで処理する。(河南雑記帳に限らず越年処理はある。)
省都郑州は开封にとって最寄りの近隣都市なので月1ペースで通っては探索したものだ。おかげで思い出深い場所は多く、二七广场もその一つ。といっても一人だと毎度決まった場所しか行かず、逆に連れと一緒だと一人では行かないようなスポットに行けることがある。二七广场で一番印象深いのは、北西角(現在のスターバックスの辺り)にあった回転寿司店で意外と旨いサーモン食べたこと。
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jaike.hatenablog.jp
のちに割と短命で閉店してしまい、名刺だけが手元に残っている。現在二七广场の近くで回転寿司店というと、华润万象城というショッピングモールの中にあるようだ。その辺の思いも馳せながら二七广场を懐かしませてもらった。
tpakira.hatenablog.com


ところで地下鉄二七广场站の出口案内板を見てつい「おいッ、それは違うやろ」と思わずツッコんで笑ってしまったのが、

F出口 郑州市长途汽车中心站
   火车站(东广场)

私が初めて郑州地铁を利用したときにも首を傾げ、乗車区間を工夫したところ。
jaike.hatenablog.jp
すなわち、郑州火车站地铁站は西广场にしか接続してなくて、郑州火车站の西广场と东广场は地下通路で繋がっていないのだ(駅改札内のコンコースでは貫通している)。したがって列車を降りて东广场(東口)に出てしまった人は地下鉄に乗り換えられない。駅名が郑州火车站なのに西口しか対応してなくて、東口の最寄り駅は二七广场站ってことになる。もう開き直ってそれを肯定しちゃってるのが上の案内表記なんだけども、そもそも東西連絡通路造れよって話。だいたい二七广场から火车站へ向かおうとすると、正兴街はまっすぐ东广场に突き当たらず駅ビルのツインタワーも見えてこない。直進し続ければ鉄道ガードをくぐるので気づくかもしれんが、福寿路との交差点辺りで不安になって右往左往するのがオチだ。こんな利用者を惑わすようなアナウンスはしないほうがいい。
今あらためて確認すると、やはり改札外での連絡通路は存在しないようだ。しかし、ようやく去年建設を開始するとのニュースが出ていた。幾度か計画されては頓挫していたようだが、放棄しなくてよかった。
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あんな矛盾と滑稽は見苦しいから、待望というよりは早急に整備してほしい。そういえば、中国における郑州クラスの巨大ターミナル駅の両側を連絡する通路って、意外と粗末だったのに気付く。狭いか、殺風景か、工事中。今スッと頭に浮かんだのが上海、北京西、西安、苏州のあたりなんだけども、みな一様に粗末な光景しかイメージできない。上海は地下鉄駅通路と一体だったような気もする。まぁ近年は状況も変わっているだろうし、郑州が立派な通路を造ってくれれば別に文句はない。

2014年のF出口