南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

災害は日を問わない

元旦でこんな災日、人生初やわ。

4日に出かける名鉄のきっぷを買おうとJR中央線名駅に向かう途中、あちこちの乗客のスマホから地震アラートが鳴り響いた。気がつくと、自分のも騒いでる。あぁ、能登じゃん、と不謹慎ながら頭で他人事扱いした瞬間、電車が終点名古屋駅目前で緊急の急停止。弁解すると、先のアラートは16:06の予震(M5.7、最大震度5強)で情報確認しているうちに16:10の本震(M7.6、最大震度7)が発生して名古屋でも震度3または4を感知し急停車した模様。停車直後、電車が小刻みに横揺れし、これが地震かと不安になった。区によって誤差はあるが、名古屋で震度4観測は実は人生初。それくらい半世紀ほど揺れない地域なのだ。安全確認後10分ほどで運行、当然名駅は地下鉄を除く各社各線遅延や運休の対応に追われる。

けどまぁ、被災地に比べたらホントそれまで。もう、気の毒って言うだけ他人事に聞こえて申し訳ないくらいだけど、こんな年始のめでたい日に身の危険や今後の不安を背負わされる方々が気の毒でならない。正月番組を阻害されて不平言える人々がどんだけ幸せかって話。変な言い方だけど、東日本大震災はとくに変哲のない一平日、今回は帰省や行楽で被災された方も多かろう元旦。やはり日本全国めでたい或いは幸福や休息を覚えたい日の、予期せぬ災害に痛まぬ心はない。とかく天災は時を選ばず襲ってくるのだなと、元旦を狙うという物凄い強烈な教訓を打ち込んできよった。正月だろうと絶対に容赦はないんだと、地震大国に住む我々は肝に命ずるほかない。