南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

暴発と枯渇の連続

コンベア不調、逆軸、フィルム交換のタイミング、生産量誤算とトラブルが相次ぐ度に、検品速度が狂ってしまう。何度機械を中途停止させたことやら。やはり自分ひとりですべてをこなす事の厳しさを身をもって体感した。昼の休憩は20分削ったし、午前の一服も飛ばした。休憩のタイミングが掴めないうえ、トラブルの後始末はつけておかねばならない。製品の暴発と原軸の枯渇をまず徹底して抑えること。その上で、今日の失敗経験を生かして、機械を制御していかないといけない。そして、ノルマだ。毎日5ケース、25000本生産しないといけない。ノントラブルなら定時より約20分オーバーで完了できるところだが、初めてで荒れたので定時の段階で20000しかできていなかった。1ケースに1時間半要するので久々の大型残業になるところだが、さんざ苦労した姿のおかげか、半分で見逃していただいた。
実を言うと、まだ機械の各スイッチがどこに機能するのか、完全に把握していない状態で今日に挑んでいる。ここの現場はほとんど、「習うより慣れろ」で通されてきたので、本来大事なところまで飛ばされている感じもしないでもない。軸入れを始めたころは「危険だから手を出すな」とされていた場所を、きちんと教えられないまま今度は自分でコントロールしないといけない。納得はいかないのだけど。