今週のお題「夢」
月初め、たまにはお題に乗っかってみようと思ったけど、案外漠然としたもので逆に困った。真っ先に思い浮かんだのが、かつて人力検索で自分が行ったアンケート。
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夢って熟睡しているときよりは浅い眠りのときに見るらしくて、夢うつつの境界くらいのところにある記憶を脳で混ぜ返しているようなもんだろうから、基本的に実生活の色、つまりカラーが適用されると思う。それは写真や映像のなかった江戸時代以前でも同じじゃないかと。脳がつくる残像はフィルムと違ってモノクロには転換されない。ただ、記憶する対象は実物だけじゃなく写真や映像も包括するわけだから、モノクロの写真や映像に慣れ親しんだ場合、夢が感化されることもありえなくはない。それに感情や精神状態でも記憶における色彩の有無は変わってくると思う。
しかし質問者ながら正直いって、回答の3分の1を占める「夢での色彩なんてわからない」が実のところ図星。いざ聞かれると、自分でも確信なく、おぼろげな夢を鮮明にするために適当な色を合わせているとも考えられる。まさに、漠然とした夢を残像というカタチにするために着色しているかのようだ。人間は夢を確かな記憶に変えたがる。