南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

盤石な中原風景

tpakira.hatenablog.com
オッ、かつてギャグにした盤石やん。
jaike.hatenablog.jp
一瞬そっちで言及されたかと思いきや、铁牛村のほうだった。当時自分で見つけときながら今日にいたるまで、この盘石村って商丘らへんだと思い込んでいたけど、开封市の郊外なんだな。(地図を載せてるので位置を知らんかったはずはない。)なるほど、铁犀さんの傍を通っていくのが盤石への盤石なルートなのか。
开封老城北東郊外も開発が進んでいることは、たぶん言及済み。铁牛村もいずれ市街地拡大の波に呑まれるかと懸念はしている。
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この航空写真からどれくらい進展しているか、有難いことにちょうど盤石への道中の画像から垣間見ることができた。結論からいうと、たいして拡大してない。小さな橋を渡った先、铁牛村内からの風景は嘗てとそう変わらず懐かしい。そもそも郑州市と开封市を双方から拡大してゆくゆくは郑州に併呑させる構想のある、开封市西部は市街地開発が目覚ましい。一方で、他の三方角への拡大は比較的緩い傾向にある。黄河や空軍基地に阻まれる北と南はともかく、東方への拡大の緩慢さは依然として悠長な开封らしさともいえる。それだけに何十年と変わらない農村風景が保全される可能性も高まる。よほどの外圧でもないかぎり、盘石村が市街地に呑まれることはなかろう。
とはいえ、農民の都市部流入は加速し村落整理(廃村)も進んでいるようだから、平原に点在する村落や耕作地のような風景は河南といえども恒久とは言い切れない。農村人口を一定規模の都市に集約するのが中央の政策だとも聞いたことがある。農村人口が多いことで中国全土に知られる河南こそ、農村整理を最も推進すべきだともいえる。田畑の使用権譲渡により融資を受けられる制度もでき、農地を手放す農民も増えているそうだ。
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傍目には緩慢に見えて、じつは農村もまた急速に変化を遂げている。いま盤石な長閑さも明日の姿はわからない。盘石庙と合わせて、早いとこ行っときたい。