南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

あの日の太平洋フェリー

あの"きたかみ"が大津波と対峙してたんや。震源域をもろに航行する太平洋フェリーが当時どう地震と遭遇したのか、ちょっと気になってたんだ。

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2005年の北海道旅行で乗った、きたかみ

現在運航している"きたかみ"は、2019年就航の2代目。この初代きたかみは震災当時、仙台と苫小牧を往復する航路になってた。大津波警報で緊急出航する際、当時仙台港にどのくらい船舶がいたか知らないが、我先にと奔る他船舶を回避しながらフェリーを全力航行させるのは大変だろうな。また、波高10mの大津波ではあんな大きなフェリーも翻弄されてしまうのか。嘗て自分の乗った船が、通ったことのある海域であの日、そんな事態に遭っていたんだ、と余計身近に想像を至らせてしまう。

能登半島地震では、観測データが届かなかった珠洲市津波被害が遅れて伝わり、その凄まじさに言葉を失う。震源直近では発震数分で津波到達というから、船舶なら緊急出航する暇もない。東日本大震災とはまた違った恐怖を与えてくれる。能登半島に寄港地はないが、新日本海フェリーはどうだったのか?