これも昨年の話。中部圏最大手私鉄、名古屋鉄道がその主要駅、「新名古屋」、「新一宮」、「新岐阜」について、駅名を変更すると発表した。それぞ れ「名鉄名古屋」、「名鉄一宮」、「名鉄岐阜」になるという。せめて、「名電○○」にして欲しかったというのは余談だが、その事情として、≪中部新国際空 港（通称セントレア）の開業とともに、JRから名鉄に乗り換える利用者が増大することが予想されるため、表示を分かりやすくする≫との説明には、問題を指摘する価値がある。それならば、「金山」は「金山橋」に戻すのか。新幹線で来た人は別だが、在来線利用者で東方から来る方は、金山で乗り換える。こちらの ほうが混乱するではないか。「新」という冠詞が付されているのに、どこに問題があるのか。サービス精神の表れとするには、あまりにも行過ぎた対応である。 現駅名を分かりやすく表示すれば、何も不具合はない。取り越し苦労か、逆の災いになり兼ねない。できれば、再考か、取りやめに。結：不祥事はそんな ことでは解決しないぞ。【2004/01/02/PM】
