南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

旅先で歩いた場所

先日、仙台市のアーケード街をトラックが暴走し、4人が死傷した事件で、その現場を先月旅行した仙台市の観光地図と照らし合わせた結果、やはり自分も現場を歩いていたことが分かった。あな恐ろしや。先ず、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

仙台のような政令指定都市レベルの町の繁華街で、アーケードが主役を占めるのは数少ない。だから俺も初めて見たときは驚いた。アーケード街というのは、車が進入禁止か、徐行を要求されるという、極めて安全性の高く、また一つの大きな屋根の下に商店が向かい合うという優れたコミュニティ環境に買い物を楽しめる空間なのだ。ところが、現在の発展的な大都市では、アーケード街は廃れ、取り壊されるものが多い。今回のような事件が、ますますアーケード街の危険性の穴場を掘り出すような要因となれば、各地にかろうじて残るアーケード街の存続に揺らぎが生じるかもしれない。「旧態依然にメスを入れる」が大きな流れとなっている現在だが、入れどころを誤った動きもなくはない。