南蛇井総本気

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

国の定義

該当する領域の支配者あるいは主権者(主たる権力を有する者)にとって、域外よりも幸福である領域のこと。

たとえば独裁国家なら、幸福は国民でなく独裁者や独裁政党の党員などが享受するものであり、自らの支配が及ばない域外ではその幸福の追求は許されない。外で絶対できないからこそ、国民から搾取し贅を尽くした生活を送りたがる。支配者が如何に域外より少しでも幸福を追求できるか、それが国の国たる意義であり創建する価値ともいえる。たとえば皇帝が自らの地位を守りながら国民が豊かに暮らすことを幸福と考えるなら、それは支配者の幸福感が国民に下賜されたのであって、必ずしも国民主権とはいえない。日本は憲法国民主権を謳っているけれども、実際には議会における国民の代表である国会議員が主権者に相当し、彼らの幸福と権益追求で国が成り立っているのである。

そもそも古代より国の成り立ちというのは、環濠などで居住区域を囲ったムラから始まった。外敵の侵入を防ぐと同時に、囲みの内側は外側よりも幸福な暮らしなんだぞ、と誇示する意味もあったはずだ。そうして羨望を集め領域を広げていったのじゃないか。