知らぬ間にまた新たな高速鉄道が河南に開通している。省都郑州と安徽省阜阳を結ぶ、郑阜高铁だ。ちょうど郑州から南東方向へほぼまっすぐ延び、许昌鄢陵や周口市域を貫通する。発見時はたまたま信阳市域の鉄道を眺めていて、ふと周口へ検索範囲をそらしたところ周口东站なる駅を見つけてしまったことに拠る。
郑阜高速铁路_百度百科
これで河南省はちょうど郑州を中心として米の字状に高速鉄道を敷設してしまうことになる(ただし、北西方面へは高铁Gでなく城铁C)。
北東方面の郑济高速铁路(未開業)
jaike.hatenablog.jp
南西方面の郑渝高速铁路
jaike.hatenablog.jp
郑阜高铁の開業は昨年12月で、上の郑渝高铁郑襄段(南阳をふくむ)と同時。まあ鄢陵、周口、淮阳に阜阳と、ほぼほぼバラバラな時期とアクセスルートで訪れた土地を一本の糸で郑州に結び付けてしまうんだから、スゲーわとしか言いようがない。もはや省都から河南の隅々へ高速鉄道で行けてしまう時代になった。ちなみに起点はどこかというと、既存の巨大ターミナル郑州东ではなくて、新設中の郑州南站らしい。郑渝高铁もここが起点になってる。おそらく郑机城铁の许昌延伸区間上に位置すると思われる。郑州东の一極集中は避けたいのか。
郑州南站(中国河南省郑州市境内铁路车站)_百度百科
郑州高铁规划图を見たついでに山西省太原方面へも念のため確認とってみたら、郑太高速铁路というのが目下建設中であり郑焦城铁はその一部であることが判明。やはり米の字はすべてGで完成間近のようだ。
やばい、やばい。コロナなんかで及び腰になってる場合じゃない。全線乗りつぶさないと。