南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

グラッパ

サイゼリヤで、デザートメニューの端っこに食後酒との触れ込みに釣られて、軽い気持ちで注文したらヤケドした。

グラッパ (grappa) は、イタリア特産の蒸留酒で、ブランデーの一種。ワインを蒸留して作る一般的なブランデーとは違い、ポマース(ブドウの搾りかす)を発酵させたアルコールを蒸留して作る。多くは樽熟成を行わないので無色透明だが、ブドウの香りを程よく残す。アルコール度数は30度 - 60度。香り付けしたものもある。

グラッパ - Wikipedia

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一見ただの水。イメージ写真でワイングラスの赤ワインの半分程度しか入っておらず、「こんなの一口だよ」と口直し感覚で知人とそれぞれ1杯ずつ頼んだ。しかし添え書きのアルコール度数40°を侮ってはいけなかった。すぐに中国の白酒が思い出されるほど、マジな奴だった。一般人には罰ゲームじゃないかと思われ、かろがろしくデザート欄の端に提示してはいけない。頼んだ手前あとに引けず、ノリと勢いで飲み干した。普段酒に強いという知人が、ドリンクバーで水を注いで薄めていた。私自身、生ビールジョッキ4杯の後は正直キツい。ただ、口に含むたびにブドウの香が仄かに感じられて、白酒臭とは違って品があってよかった。中国白酒は特有の果実臭をもつものが多いが、実際日本でガリガリ君青リンゴ味を白酒臭が思い出されて食べづらくなった。

このグラッパは新商品。ほかにも、先日ニュースにもなった有料化された粉チーズや、こないだ食べたばかりのほうれん草のくたくたから切り替わったソテーなどが載っている。

jaike.hatenablog.jp

試した新メニューでは、野菜ときのこのピザはビールの勢いでぺろりと食べて印象に残らなかった。鶏ささみの香味ソースはわかめがイメージに比べて貧相だったものの味はとても宜しかった。