南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

整えられた曹门

いつのまにか”らっすぃーい”感じに仕上がってるじゃん、开封の曹门。

曹门 on Google map

相変わらず城壁の寸断された形態ではあるけれど、断面を丁寧に整えられた姿が見てとれる。この通りは市街を東西に貫く最重要道路の一つなので、これ以上の構造物を造ると間口やトンネルの口径が狭まって交通の流動に支障をきたすから寸断型が限界なのだと思う。東の曹门とちょうど対称となる、西の大梁门は早くから城門を構築しているが交通ネックは否めないからな。今後、櫓を載せたり高架型にすることはあまり期待できない。むしろ、そこらじゅう城門を構築してしまうと既存が見劣りしそうだしな。元来道幅も間口も狭めな自由路の宋门は造りそうだけどな。
この曹门口は、最後に見た2019年頃から大改修工事を行っており、曹门大街と东环路の交差点には迂回路が設けられていた。
开封市1年9ヵ月の変貌と考察 - 南蛇井総本氣(曹门大規模改造の項参照)
城壁修復や护城河改修を経て、一旦道路を元通りには戻していたが、城門自体の形成は未完であった。
歪んだ中山路 - 南蛇井総本氣(記事後半部参照)
ようやく見栄えのする形に仕上がったのを確認できた。よく見ると、両側それぞれの寸断部に壁上から下りるスロープがつけられており、この点からも櫓等で繋ぐ可能性の低いことが読める。まぁ曹门に関しては長年、立派な城門復元を切望してきたけれども、ここが一つの結着点だとするならば受け入れることにしよう。

(ランドマークとしての曹门は登録されていません)