南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

2004-01-01から1年間の記事一覧

台湾論はやめられない

イラクでの人質問題も一段落ついたのかどうかは定かではないが、先稿でとりあえず切りをつけ(というか切りのつく話ではないので、随時考えたことを更新するつもり)、趣味の世界に邁進することにした。 例の事件が論争を巻き起こしている最中ながら、筆者は…

自衛隊員以外が人質になるということ

これらの人質事件で政府はどういった対応をとるべきだったのか。また事前にどうしておくべきだったか。それをここで書いておきたい。 テロや暴力に屈さないために強硬に自衛隊撤退を拒み、御家族の要請と支援を受けて救出工作に走った政府。それを見守った国…

種明かし(第二幕)

という第一幕の推論から、人質となった3人は礼遇されているはずだ。という結論に至った。拉致という過激な場面を飾ったものの、その後は厚く持て成されていたに違いない。ところが、第一幕はここで閉じられる。筆者が実際に第一幕を閉じたのは3日後、解放…

男道(弁慶と牛若丸)

男道とはなんぞ?とお思いの方も多いのではないか。あるいは、既にある意味を知っていて、やばい物だと信じてはいないか。実は男道とは、義をもった男らが固い絆で結ばれることであり、けっしてホモだとかいう誤解をもってはならない。実は今日、歴史スペシ…

聖戦の正戦論(ランティシ師の殺害)

≪パレスチナ自治区ガザ市中心部で4月17日夜(日本時間18日未明)、イスラム過激派ハマス最高指導者アブドルアジズ・ランティシ氏(56)が乗った車にイスラエル軍の武装ヘリがミサイルを発射した。車は爆発し、ランティシ氏と側近、運転手の計3人が死…

めざせ、大統領!

民主党が戦争自体の意義まで問わない理由はもう一つある。それはアメリカの実質的実権は、大統領にある、ということだ。日本は議員内閣制で、首相が代表のような顔をしているけれど、それは国会議員の中から選ばれるものであって、国民の直接選挙によるもの…

大量破壊兵器、どこにあるんだろう?

J・ブッシュ米大統領がある映像に出演して、ホワイトハウスでの会話シーンが問題になっている。自室のベッドやタンスの下を覗きながら、「ここにはないな、じゃああっちだ」などと大量破壊兵器を探し回るギャグの場面で、映像としては笑いをとるつもりだっ…

自己責任論が国家愛やアイデンティティに持ち込まれることについて

イラクでの人質事件が一段落?して、メディアやブログを賑わわせている「自己責任」という言葉。そしてこの言葉は大抵、拉致被害者とその家族への非難に向けられています。そんな中で、なぜこれほどまで人質となった方々やその家族が嫌われるかということに…

種明かし(第一幕)

今月8日にイラクで日本人3名が拉致されたが、15日に無事解放された。14日に拉致されたと見られる2名も17日に解放された。8日の事件発生より、困惑の状態にあった筆者も、3日(最初の事件の期限日)経過してようやく真相を推測できる状態になった。解放が延長…

心無い平和ボケどもの言葉

《イラク日本人人質事件で心労の深まる3人の家族に、心ない中傷や嫌がらせが追い打ちをかけている。無言電話や「自業自得」と書かれたファクスなどは13日までで数十件。家族は留守番電話にするなどの対応に追い込まれ、警察は不測の事態に備え実家警備を…

ソーリの気持ち

イラクにおける日本人拉致事件に関する第一稿です。はっきり申し上げますと、筆者は現時点では何もいえません。武装グループの決めた3日間が経過して何らかの結果が出てから、本格的に稿を出すつもりです。現時点で不覚なことを申し上げるわけには行きませ…

最近の交通事情に思うこと(その一)

外出中に思ったこと。 地下鉄の駐輪場が最近、次々と有料化されていく。一晩置いておくだけではない。10分使うのにも金が要る。地下鉄を利用するヒトは、これから運賃を払って利用するのだ(定期券や回数券を使うヒトは前払い)。公共機関を利用するヒトを遠…

首相靖国参拝を違憲判決

≪小泉首相の就任後初めての靖国神社参拝が政教分離を定めた憲法に反するかどうかについて争われた訴訟の判決で、福岡地裁(亀川清長裁判長)は7日、「参拝は公的なもので、憲法で禁止された宗教的活動にあたる」と述べ、違憲と断じた。しかし「参拝で原告ら…

大統領制を見つめてみれば

先稿に引き続き、米国の大統領について考える。先にも述べたように、大統領制を敷いている国にとって、国民の象徴である。国の統合、国民の団結の目標物だろう。アメリカは独立以来この大統領を欠いたことはない。南北戦争下においても、南北それぞれが各大…

領土問題をどうするか

CM(Change Month)の後で本論を書くと言っておきながら、だいぶ時が経ってしまいまして、真にお詫び申し上げるしだいです。中国人活動家が政府をバックに尖閣諸島上陸をはかり、自国領土を主張していることに対して、日本は右翼思想を中心に強硬姿勢を取…

名松線・美杉村版

鉄道の旅フォルダ公開シリーズNo.7(名松線で桜を見に行こう版) これは、上の副題のとおり、名松線で途中下車をして桜見物に行ったものである。前日からネットで桜の開花情報を検索して、周到に練ったものである。この名松線には、2つの桜の名所がある。一…

名鉄三河線版

鉄道の旅フォルダ公開シリーズNo.6 これは、名鉄三河線の猿投=西中金間と碧南=吉良吉田間が廃線になるということで、その最終日、前者を乗りに行ったものである。 行き≫ 猿投駅まで自転車で2時間半(帰り3時間半) 猿投 14:14発 ↓ 西中金 14:28着(駅…

尖閣諸島に中国人7名上陸

≪24日午前6時20分過ぎ、沖縄県の尖閣諸島・魚釣島の領海内に中国船がいるのを警戒中の第11管区海上保安本部(那覇市)の巡視船が発見した。ボート2隻を下ろして活動家7人が分乗、11管の制止を振り切って午前7時20分、魚釣島に上陸した。島内で…

ヤシン師殺害は、ルール違反

≪パレスチナのイスラム原理主義勢力「ハマス」の創始者であり精神的指導者のアハマド・ヤシン師が22日、パレスチナ自治区 ガザ市内で、イスラエル軍の奇襲的なミサイル攻撃で殺害された。殺害された直後、ハマスは即時、報復声明を出し、これを受けて、イ…

スペイン・マドリードテロの有効性

☆あかおにプロジェクト(ココログへの凶刃的コメント攻撃)総括特集☆ 3月21日に実施した、ココログへのあかおにネームでの持論コメントをここにまとめて、特集としました。 各論で多くの人がおっしゃることに、スペインのテロ直後の選挙で政権が社会労働党に…

国民にテロと戦う覚悟はあるか?

☆あかおにプロジェクト(ココログへの凶刃的コメント攻撃)総括特集☆ 3月21日に実施した、ココログへのあかおにネームでの持論コメントをここにまとめて、特集としました。 ≪小泉首相は19日夜、イラク戦争開戦から1年となることに関連して、スペイン列車…

台湾総統選に対する日本人の心理

☆あかおにプロジェクト(ココログへの凶刃的コメント攻撃)総括特集☆ 3月21日に実施した、ココログへのあかおにネームでの持論コメントをここにまとめて、特集としました。 台湾の総統選挙および住民投票が行われ、総統選では僅差で民進党の陳水扁氏が野党国…

対外的脅威とアメリカ

☆あかおにプロジェクト(ココログへの凶刃的コメント攻撃)総括特集☆ 3月21日に実施した、ココログへのあかおにネームでの持論コメントをここにまとめて、特集としました。 まず日本にとっての脅威とはなにか。北朝鮮の問題は認めるが、中国に対しても向ける…

論争の中、新校舎ほぼ完成

≪滋賀県豊郷町の豊郷小学校で、3月完成を目指して工事が進む新校舎の覆いがこのほど外され、完成間近の姿が現れた。新校舎は敷地東端に建設され、すでに保存が決定しているヴォーリズ設計の現校舎と、運動場を挟んで平行に並ぶ。(京都新聞2月23日付)≫、≪…

自然愛好家

親から聞いた話をもとに苦言。⇒海上の森に出かけて、山道を散策していたときのこと。この森をよく知っているらしいおばさんに出会う。母はこの女性が変わった道からひょっこり出てきたのを気にして声をかけると、山道を案内してくれる。植物の名前や生育など…

我、思うらくは

どうも最近サボりがちで、力がなくなってきた。なぜかというと、自分の無知さ加減が次第にあらわになってくるにつれて、持論に自信を失うためだ。もともと何を以てはじめたかというと、持論を言葉で表す練習をして大学のレポートに備えよう、という感覚と、…

佐藤議員名義借り疑惑

民主党支持者として、全く残念といわざるを得ない。日頃民主党websiteで公開されているビデオメッセージ、両院議員総会の司会姿をみてすばらしいと感じていただけに、個人的にとても残念な話である。古賀氏の際に書きたてた「自民党の謀略」疑惑(「…

口前に迫る鳥インフルエンザ

山口で最初に鳥インフルエンザが確認されてから、大分、京都と日毎に東方へ突き進んでくる。一部の京都産鶏肉が豊橋に出荷されていたようで、筆者の口前にじりじりと迫ってくる。幼稚園などでは、飼っているチャボやニワトリを園児から遠ざける対策をとらな…

第五福竜丸被爆から50年

アメリカのビキニ環礁での水爆実験で日本のマグロ漁船が被爆して、今年で50年を迎える。ここ2週間ほど世界的に関心を集め、各地でデモなどの催しが行われていたが、筆者はその意味を今日まで理解していなかった。全く恥ずかしい。1954年3月1日、アメ…

小泉内閣タウンミーティング

≪2月28日、小泉総理は総理大臣官邸で開催された「タウンミーティング イン 官邸 アンド 遠野」に出席した。今回は100回突破を記念して、これまでのタウンミーティングの参加者の中から招かれた11名が、小泉総理と直接対話した。また、同時開催されてい…